2020/10/18 練習試合(東生田ブラックス)

   

 区大会決勝トーナメント1回戦が延期となり、今日は1日荏田西グランドで練習と練習試合となりました。午前中1時間は、前日の雨でグランドに残っていた水取の作業を行いました。この作業、足腰の鍛錬とともに、水を吸ったスポンジを絞るときに握力の強化につながるものでした。そして午後からは、何とか試合ができる状態まで整備されたグランドで、東生田ブラックスさんを迎え、練習試合を行いました。

 この日もおなじみとなった葵の先攻で試合開始。先頭のカンタがいきなりセンターオーバーのスリーベースを放つと、続くルイヤもレフトへツーベースを放ちあっという間に1点を先取。続くリョウスケの時にバッテリーエラーで0アウト3塁とチャンスは続きましたが、ここのところなかなか結果が出ないリョウスケは、気持ちの迷いがそのままバッティングに出てしまいキャッチャーフライで1アウト。ここで続くアナスがレフトへツーベースを放ち2点目をゲット。さらにシュウタのフォアボールとバッテリーエラーで、1アウト2.3塁。1本出れば大量得点というビッグチャンスが続きましたが、ここは相手ピッチャーが踏ん張り、後続を連続三振に切って取り3アウト。先制パンチは2点止まりでした。

 1回ウラ、先週に引き続き先発はアナス。今日は試合前の投球練習から調子がよかったようで、1番2番を内野フライと内野ゴロに抑え2アウト。3番バッターにはフォアボールを与え、4番バッターにはセンター前ヒットを許しましたが、5番バッターを危なげなく内野ゴロに打ち取り、3アウト。この回を無失点で抑え、上々の立ち上がりとなりました。

 2回オモテ、先頭のショウセイは内野ゴロに倒れるも、続くユウカがフォアボールを選び1アウト1塁。ここで相手左ピッチャーの牽制に誘い出されてしまい結果は盗塁失敗。ユウカは全力でセカンドへ走りましたが、間一髪アウトでした。もしかしたら、一瞬の躊躇した時間がなければ、セーフの可能性が高いプレーでもあいりました。牽制で誘い出されてしまったときには、躊躇せずスタートを切るということも、状況判断の選択肢に入れておいた方が良いという例でした。細かいことだけれども、1つ1つ全員が覚えていこう。続くカンタは1打席目に続いてセンターへのスリーベースで出塁。しかし続くルイヤが打ち取られこの回無得点。追加点を奪うことはできませんでした。

 2回ウラ、先頭バッターを三振に打ち取るも振り逃げと悪送球で0アウト2塁。続く7番バッターは内野フライに打ち取り1アウト。8番バッターはピッチャーゴロを3塁へ送球しタッチアウト。ダブルプレーとはいきませんでしたが、2アウト1塁へと場面は変わり、次のラストバッターを三振に仕留めこの回も無失点。葵リードのまま試合は進みました。

 3回オモテ、先頭は悩めるキャプテンリョウスケ。この打席は午前中の練習の成果が表れ、打席での姿は1本打ちそうな雰囲気でしたが、ストライクが1球も来ずフォアボールで出塁し0アウト1塁。続くアナスは内野ゴロに倒れ、リョウスケはセカンドホースアウト。ダブルプレーを狙ったファーストへの送球がそれる間にアナスは2塁へ進み、1アウト2塁の追加点のチャンスを迎えました。しかしここでも相手ピッチャーが踏ん張り、大きなフライでしたが、シュウタ、ケイシュンとも外野フライに打ち取られ3アウト。チャンスは作りますが、追加点が奪えない展開が続きました。

 3回ウラ、先頭の1番バッターにフォアボールを与え、さらにワイルドピッチで0アウト2塁のピンチ。しかし今日のアナスは投球のリズムが良く、それがそのまま守りのリズムもよくし、続く2番バッターをセンターライナーに打ち取り(カンタナイスキャッチでした)1アウト2塁。さらに3番バッターの時に2塁ランナーの3塁への盗塁をキャッチャーリョウスケからのナイススローとシュウタの素早いタッチでアウトとし、2アウトランナーなしとし、最後はアナスがバッターを三振に打ち取りこの回も無失点。ピッチャーの投球リズムが良いと、守りのリズムもよくなるというお手本のような守備の回でした。

 4回オモテ、何とか追加点の欲しい葵でしたが、先頭のソラ、続くショウセイが打ち取られ2アウト。9番ユウカも内野ゴロのに打ち取られたかに見えましたが、相手エラーにより出塁。迎えるバッターは1番カンタ。この試合すでに2本のヒットを放っており、期待が高まりました。1塁ランナーユウカの足であれば盗塁でランナーを進めて相手ピッチャーにプレッシャーをかけたいところでしたが、2回に牽制で誘い出されているため、盗塁のサインは出ませんでしたが、ユウカからのピッチャーへのプレッシャーか、投球はボールが先行し、カウントは2ボール。ようやくストライクが来た3球目をカンタは見事に捕らえ、この日3本目となるスリーベースを左中間に放ち、ユウカが生還してようやく追加点を奪いました。その勢いのまま、続くルイヤも強烈な打球を放ちましたが、相手内野陣の好守に阻まれ3アウト。大量得点とはなりませんでした。

 4回ウラ、今日はリズムの良い投球で球数も少なかったアナスが続投。先頭の相手4番バッターに内野安打を許すと、続く5番バッターにライト線へツーベースを打たれて0アウト2塁3塁とこの試合初めてのピンチを迎えました。ここで、次の相手6番バッターに6球粘られるも三振に打ち取り1アウト。続く7番バッターも三振に仕留め2アウト。この回を抑えきるまであと1アウトまで来ましたが、続く8番バッターの初球にデッドボールを与えてしまい、2アウト満塁。1本長打が出ると同点というピンチの場面が続きました。次の9番バッターに対しては、フルカウントまで粘られましたが、最後は見逃しに三振に抑え3アウト。この回もまた無失点で抑えました。先週の座間での試合と同様に、一瞬の気の緩みがデッドボールにつながり、結果は無失点でしたが、相手チームの打順を考えると、9番から攻撃と1番からの攻撃では大きな差があります。この場面では、無失点であったという結果より、8番バッターで攻撃を終わらせることができなかったということを考えなければなりません。そして投球のリズムが悪くなった証として、このイニングのアウトは全て三振でした。三振が悪いということではなく、良い試合の流れの中での三振であれば問題ないのです。きっと自分自身で意識していないかと思いますが、ピッチャー自身は投げるリズムを常に意識し、野手(特に内野手ですが)はピッチャーにリズムよく投げさせることを意識して声をかけたりしていく必要があるのです。そして、その声を通じたやりとり(よく会話と言われます)によって一体感が生まれることで、チーム全体がリズムよく試合を運んでいけるようになるのです。とにかく試合中にたくさん会話をしていこう。…長くなりましたが、この回も0点で抑えたので、3-0で回は5回へ進みました。

5回オモテ、3番リョウスケ、4番アナスが打ち取られ2アウト。5番シュウタがレフトへツーベースを放つと、6番ケイシュンは相手エラーで出塁し1アウト1塁3塁。続くソラは強烈な打球を放つもショートの好守に阻まれ2塁ホースアウトでチェンジ。この回も追加点とはいきませんでした。

 5回ウラ、この回からピッチャーはカンタ。相手は1番から始まる好打順。すると2個のフォアボールと2つの盗塁、そして2つのバッテリーエラーで1点を失い、なおも1アウト3塁。続く4番バッターにセンター前にヒットを許してさらに1失点。この後フォアボール1つを与えたものの、後続を内野フライに打ち取り3アウト。試合は時間切れでこの回で終了。何とか3-2で逃げ切りました。

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ジュニア葵200103
東生田ブラックス000022

 今日もなかなか反省の多い試合となりましたが、バッティングでは、やはりここぞという場面での集中力と、プレッシャーに負けない強い気持ちを持つこと。ピッチングや守備では、リズムや会話の大切さなど、すぐにはできるようにならない課題が増えてきています。それは、課題が、ただ単に打つ、捕る、投げるなどのレベルから、チーム全体が取り組まなければならいというレベルに向上した証ではないでしょうか。これからは個々のレベルアップはもちろんのこと、チーム全体でのレベルアップが必要となってきます。みんなで力を合わせていろいろな課題に取り組んでいこう。特に会話が大事と言うことについては、例えばエラーをしたときに、「だれが悪い」という会話をするのではなく、エラーした選手はみんなに「ゴメン」と声をかけ、周りのみんなは「次がんばろう」、「ドンマイ」などの声を掛け合い、会話をすることが大切なのではないでしょうか。失敗した仲間を責めても次につながりません。逆に次にもう一度チャレンジする勇気を持てるような言葉をかけられることが、本当の仲間ではないでしょうか。そのためにも、相手を思いやる気持ちを持った会話を増やしていこう。

 最後に、遠くまでお越しいただき練習試合をしていただきました東生田ブラックスの選手の皆さん、また選手の送迎などご協力いただきました関係者の皆さま、ありがとうございました。

 写真は後日掲載いたします。

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